『まぁ、いいじゃないという生き方』



 健康に心を保つためには、どのようにすればよいのでしょうか。
自分自身と自然に向かい合ってみることが何よりも大切ではないかと思っています。

 例えば、落ち込んだときの心理状態を考えてみてください。

「会社の評価が低く、自分に自信が持てなくなった」
「周囲の人たちが、自分を理解してくれない」
「自分はこんなに愛しているのに、彼女の態度がそっけない」

 多くの場合が「自分はこんなにがんばっているのに報われない」と考えるパターンです。
これはどういうことなのでしょうか。

 落ち込みやすいタイプの人は、プライドが高く、自分を過大評価している場合が多
いです。責任感も強く、他者に対する期待も大きい。
その結果、自分自身に対する自分と他人の評価のギャップが落ち込みにつながってい
くようです。
 また、自意識が強すぎるため、周囲の反応を自分勝手に判断し、悩んでいるという
ケースもあるようです。そういう人は、周囲の期待に応えなくてはとがんばっています。
しかし、周囲の人たちは自分が思っているほど、その人のことを特別には考えていない
ことが多いです。

 つまり、自分相応の能力に合った自尊心を、まだ見つけていないのです。
例えば、仕事で何か失敗をしたとします。周囲は「失敗もあるだろう、次にがんばって
くれればいいだろう」程度くらいにしか考えていません。
しかし、本人はたった1回の些細な失敗であろうと、失格者として考えてしまい深刻に
捉えてしまいます。
そして、どんどん落ち込んでいくのです。
 そのような場合は、『自分を点検するいいチャンス』なのです。
自分を否定的に見すぎていないか,人の目ばかり気にして自分のペースを忘れていないか,
すべてに完全を求めるために自由さを失っていないか。

 些細なことで落ち込みやすい多くの人は、自分で自分の生き方を決め付けている傾向
があります。いいかげんに生きることを勧めるわけではありませんが、自分自身をあま
りにも決めつけてしまうことは、よいことではありません。
人間も自然の一部です。雨が降れば川の流れができるように、自然は、私たちに何らか
の助けを与えてくれているようです。
あまり自分の人生を窮屈に考えず、もっと、ゆったりと流れてみてはどうでしょうか。
「まぁ、いいじゃない、とりあえず、やってみようか」
このように気楽に人生を考えてみることです。そうすれば、無理することなく人生を広
げて、もっと楽しく、のびのびと生きていけることができると思います。
時に、自然は人を助けてくれるのでしょう。

 そのためには、自分で自分を縛り付けているこだわりを取り払ってしまうことでしょう。
こだわりを捨てれば、人生の幅が広がり、それだけ可能性も広がります。
価値観の幅が広がることで、様々なことに対し積極的に関心が沸いてくることでしょう。

 自分の世界を広げていくことが、ストレスを受けた場合の回避できる手段になるもの
です。現代という時代はストレスに満ちている時代です。小学校に入る前から、すでに
受験戦争にさらされ、社会人になってからも、厳しい競争が待ちうけています。
 かつて、大人数で家族が構成されていた頃とは違い、家族の結びつきがはるかに弱く
なっています。そのなかで、母と子だけがいびつに濃密な関係をつくっている。
そうした家族関係のなかでは、かつてのように外で受けたストレスを家庭で癒すことは
極めて困難といえるでしょう。

 実際にどのようにして、人は心を傷つけ、病んでいくのでしょう。
そして、それはどのようにすれば克服することができるのでしょうか。
これらを掘り下げて詳細に考えていくことが、現代に求められていることだといえます。



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