−カウンセリングルーム 心の相談室 『Sweet-Room』−

(日本カウンセラー協会認定 カウンセラー)



『うつ病とは』


 「うつ病」とは、一体どのような病気なのでしょうか。
なんとなく憂うつ、やる気が起きない、眠れないといった症状が長く続き、いつまで
たってもふさぎ込んだままでいる。
これが「うつ病」の典型的な症状です。

 しかし、誰にでも眠れない夜はあり、気持ちがふさいで憂うつで何も手につかない
ことはあるものです。
 単純なうつ状態なのか「うつ病」であるかを区別することは、とても難しいことです。
よって、うつ病は、誰もがかかる可能性があり、こじらせると厄介です。
風邪は万病の元といわれるように、たかが「心のカゼ」と放っておくことは禁物です。
「心のカゼ」であるうつ病も、早めの対処がとても大切なのです。

  健康な人でも「うつ状態」になることはよくあることですが、その状態が長くまたは
頻繁に続く場合には適切な治療と心のケアが必要です。
落ち込むのはいつものことだからといって軽く流して「気の持ちよう」で克服するのは
難しいことです。


  −よく見られるうつ病の症状−

 気分がひどく落ち込み、心と身体に様々な症状が現れるのがうつ病の特徴ですが、
その症状の程度や現れ方は個人によって様々です。
 昨日までごく普通に活動していた人が、なんとなく元気がなくなり、イライラして
憂うつそうにしていれば、周囲の人は「どこか身体の具合が悪いんじゃないか、医者
に診てもらったら?」と思うのではないでしょうか。
 そして、その状態は徐々に悪い方向に向かい、学校・会社へ行けなくなってしまい、
あちこちの病院を渡り歩き、CTなどの画像診断、採血などの臨床病理診断を受けるの
ですが、これといった明確な診断が下されないまま精神科を受診することになるでしょう。
 こうしたケースが一般的だといえると考えられます。
そうした一面を見ても複雑な病気であることが分かります。
 うつ病に限らず病気にかかってしまったら、早期に発見し、適切な治療を受ける
が理想です。


(1).精神の症状
 精神面では、感情・思考・意欲の三つの面に症状が出てきます。
「何をしてもつまらない」「なんとなく不安でイライラする」「寂しくて、落ち込む」
といった感情の乱れが出てきます。
「抑うつな気分」はうつ病の特徴的な症状といえます。
 また、「考えがまとまらない」「自信がなく判断できない」といった判断力の低下
や同じことを繰り返し言ったり、過去のことばかり思い出す“罪業妄想”状態におち
いったりと、思考能力も低下していきます。
 そして「人に会いたくない」「根気が続かない」「気力がない」といった意欲も失
われていきます。
気持ちが落ち込むと同時に、それまで打ち込んできた趣味や勉強にも興味がなくなり、
積極的に参加してきた活動にもやりがいや喜びを感じられなくなります。
 なんとか気分転換しようと旅行や映画などに出かけても、疲れるだけでとても楽し
む状態ではなくなります。
このように何をやっても面白くなく、次第に家に引きこもりがちになったりもします。
こうした精神不安状態は、身体面にも様々な不調をもたらします。
最も多いのが睡眠障害と食欲不振です。


(2).身体症状
 朝早く目が覚めて眠れなくなる「早朝覚醒」は、一度目が覚めると、再び眠ろうと
しても寝つくことができません。
「眠らないと学校に行けなくなる」と焦りを感じたり、いろいろ思い悩んで悶々とす
ることがあります。
また、布団に入ってもなかなか寝つけない「入眠障害」や、眠りが浅くて夜中に何度
も目が覚める「中途覚醒」の人もいます。
逆に「日中も寝てばかりいる」などの過眠症状が現れることもあります。
 さらに、また食欲不振も、多く見られる症状です。
食欲が落ちるだけでなく、味覚の変化も見られ、今まで好きだったものが食べたくな
くなったり、何を食べても美味しいと感じられなくなったりします。
そのため体重も減り一ヶ月で5キロ以上痩せる人などもいます。
またそれとは反対に食欲過多となり、甘いものなど特定のものをむやみに食べるとい
った状態を現す場合もあります。



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