−カウンセリングルーム 心の相談室 『Sweet-Room』−

(日本カウンセラー協会認定 カウンセラー)



『うつ病になりやすいタイプ』



 「うつ病」になりやすい人には、性格にある傾向がみられます。
発病者のほとんどの親は、『手のかかからない良い子』『真面目で大人しい子』と表現
しています。
 おそらく、幼い頃は本当に良い子であったに違いありません。
しかし、幼い頃から良い子なんて本当にいるのでしょうか。
幼い頃は悪いこともしながら成長していくのが普通ではないでしょうか。
成長とともに『良い子』ゆえに抑圧された何かを持ち続け、うつという状態へ移行して
いくことは少なくありません。

 うつ病の原因の一つに幼児期,青年期に強いストレスが、心の傷になって残り、成人
を過ぎ壮年期に入ってから発病する
ことも多くなってきています。

 うつ病になりやすい人の性格を考えてみましょう。

・何事に対しても絶対にミスを起こさないよう努力する。
 常に何事においても一番でなくてはならないと思い続ける。
 一度の失敗でも深刻に考え、自責の念が強くさらに進むと「自分はダメ人間」と自己
 否定
していく。

・真面目で責任感が強い面を持ち合わせており、しっかり者に見えるが、内心は依存心
 が強い。
 たえず人の顔色をうかがうタイプ。
 「嫌われたらどうしよう」という恐怖感を根底に持っている。

 そのため外面がよく、周囲からは頼りがいがあると思われている。

・物事を順序だてることはできるが、柔軟性がないため、順序が変わると壊れてしまう。
 修正ができない。
 スタートばかりで継続がない。

・明るく社交的でおせっかいやき。
 比較的肥満型に見られ、躁うつ症になりやすい。

・日本人に多く見られるタイプで、こだわりが強く、外面がよく堅実真面目
 柔軟性がなく、態度など丁寧すぎる。

・秩序にこだわり一度決めた順番が変えられない。
 外面的には自分より相手の主張どおり合わせてしまうが、内面では、他の主張を受け
 入れていない。

 外面と内面がちぐはぐになってしまう。
 対人恐怖症になりやすい。


 この6つのタイプの人の共通点は、人にものを頼まれると断ることができないところ
です。また、うつ病になりやすい人は、たくさんのことを背負いすぎる傾向があり、
優先順位が分からなくなり、日々嫌だ,できないと、マイナスの思いに押しつぶされて
います。
 果たしてうつ病になりやすい性格は直せるのでしょうか。
性格の約半分は先天的に決まっているといわれていますが、成長する環境の影響を受け
て形成される部分も大きく、本人の自覚で変えられる部分はあります。

 こうした性格の特徴を早くから把握して、自分自身の考え方や行動パターンを知り、
軌道修正できれば、予防にも効果的で発病の早期発見にもつながる
と考えられます。




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