『心理学の各分野』



 今日、心理学の分野は総合されたものではなく、個別的な分野にとどまったものが多く、断片的なものが多いです。
しかし、適応心理学として重要な資料を提供するものです。
 今日、適応心理学の分野としてどのようなものが研究されているのか、その代表的なものを挙げていきます。


1.普通心理学 general psychology

 一般心理学とも言い、普通一般の人間心理を研究する心理学です。
また、心理学は一般に講義の実験方法を用いるので実験心理学と呼ばれることもあります。
特に、生理との関連を研究する心理学を生理的心理学といいます。



2.比較心理学 comparative psychology

 人間以外の植物や動物を解明することによって、人間心理の基礎を知ろうとする学問であり、 さらに、次のような研究分野があります。

  ・動物心理学 animal psychology
    特に、哺乳動物についての実験により、人間の学習や欲求について知ることが多い
   分野です。

   ・植物心理学 psychology of plant
    刺激に対して、わりあいに早く反応運動をするオジギ草や、食虫植物などの研究に
   興味が置かれています。



3.差異心理学 differential psychology

 人間の共通していない部面における違いを研究する心理学です。
例えば、年齢差,職業差,男女差,地域差などから起こる、個人差の心理を研究する心理学です。



4.発達心理学 developmental psychology

 人間の成長過程を研究する心理学です。
例えば、双生児,一人っ子,不良児,知的障害者,聴覚障害者,視覚障害者などの心理的成長過程を研究する心理学です。



5.実用心理学 practical psychology

 心理学は、心理学としての純粋な学問として研究するばかりでなく、実際に用いられるものも必要です。 この実際面を担当する心理学を実用心理学と言います。



6.集団心理学 psychology of group

 集団的な心理を研究する分野で、習慣,民族性,信仰などを研究する心理学です。 群集心理学,社会心理学,民族心理学,人種心理学などがありさらに部門別に研究されています。



7.文化心理学 psychology of culture

 文化と人間心理との関係を研究する心理学です。この心理学においても、部門別化されて研究が行われています。



8.異常心理学 abnormal psychology

 異常な人間、または、一般人の異常な状態を心理的に研究する心理学の分野です。
これには、催眠心理学,精神病心理学などが含まれています。



 簡単に見てきましたが、このように心理学の研究分野はたくさんあり、多角的に種々専門化され、 掘り下げられ、今日、人間心理の研究分野がどんどん進められている状況にあるといえるでしょう。




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