『カウンセリングの技術』



 カウンセリングが普及するにつれて、専門家以外の人たちにもカウンセリングについて 学ぶ傾向が高まってきました。好ましい傾向といえるでしょう。
 しかし、カウンセリングの原理や理念をや精神を説いた本はありますが、 具体的な技法を説明している本は少ないです。

 カウンセリングの技術といっても、自律訓練法や行動療法などが脚光を浴びています。
しかし、1対1の面接があらゆるカウンセリングの基本になると思っています。
 しかし、1対1の面接技術といっても、学派によって趣向が異なってきますので、 応用していくことが重要であると考えられます。


−面接日時の取り決め−
 面接日時の決め方には、2つの方法があります。
1つはウォーク・イン(walk-in)(来たいときにぶらっと来室する)であり、 もう1つはアポイントメント(appointment)(事前に面接日時を決めておく)です。
 それぞれ、一長一短があると考えられます。

 1番会いたいときに会ってもらえず待たされると、かなりのストレスを感じるでしょう。
「こんなに苦しいのに待たされて...」というように、予約制には不満が起こりやすいとう短所があります。
 ウォーク・インは、その点が良いです。しかし、クライエントは先客が終わるまで待たなければなりませんし、 カウンセラーにしても、室外で面接の終わるのを待っているクライエントがいると思うと、 落ち着かないということもあります。

 よって、原則的には予約制にしておいて、緊急を要するクライエントがいた場合には、 時間をやりくりして20分くらいでも会うのが良いかと思います。
 具体的にいうと、面接中のクライエントを10分くらい早めに切り上げ、次のクライエントに10分程待ってもらい、 空いたその20分間を緊急を要するクライエントにあてるという方法です。
 20分でも顔つなぎしておくと、次回まで待ってもらいやすいですし、 応急の指示くらいはできるからです。

 


                 −お問い合わせはこちらまで−

                         (気軽にご相談ください)


                          TOPページへ戻る




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送