−カウンセリングルーム 心の相談室 『Sweet-Room』−
(日本カウンセラー協会認定 カウンセラー,徳島県)
『繰り返す発作』
パニック発作の大きな特徴は
繰り返しおこる
ことです。
はじめてパニック発作をおこしたあと、引き続き2回目のパニック発作がおこるまでの
感覚は様々です。
普通は、
数日から数週間くらい後におこりますが、連日、発作をおこすこともあります。
また、2回目の発作のあとは、比較的短期間のあいだに連続して発作がおこるように
なることも特徴のひとつです。
ある統計によると、発症時は週に3〜7回の発作をおこす人が多く、初診時には1日に
1回以上という人が最も多くみられています。
このような状態がかなりの期間続いたあと、発作の頻度は少しずつ減っていきます。
しかし、重症のパニック障害では、1日に数回の発作をおこすケースもあります。
目安として、
1週間に4回以上の発作が起こり、しかもその発作が4週間以上続く場合
は
重症と考えられます。
パニック発作をおこしたときの症状としては、主に次のようなものが挙げられます。
1.心臓がドキドキする,または心拍数が増加する
2.汗をかく
3.身体や手足の震え
4.呼吸が速くなる,息苦しい
5.胸の痛みまたは不快感
6.吐き気,腹部のいやな感覚
7.めまい,不安定感,頭が軽くなる,ふらつき
8.非現実感,自分が自分でない感じ
9.狂ってしまうのではないかと感じる
10.死ぬのではないかと恐れる
これらの症状以外にも、口が渇く,脱力感などはよく訴えられる症状です。
パニック発作をおこしたときの状況は様々です。
多くの人は
はじめて発作をおこしたときの状況を病気の原因
と思い込む傾向があります。
しかし、このような状況を
パニック発作の原因と考える
のは疑問です。
偶然そのような状況で発作がおこったか、または、発作を引きおこす誘因になっただけ、
と考えたほうが良いかもしれません。
発作の原因は大きく2つにわけられ、その1つは体調の良くない状態,つまり
病気が発作
の引き金になった場合、
もう1つは、
精神的・心理的ストレスが発作を誘発する場合
とが
あるといわれていますが、パニック発作にはまだまだ解明されていない部分も多々あるた
め、明確な判断は難しい症状だといえます。
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